【PFSOZ】a sword for ………

思ったより火の手の回りが早い
祭のため警備が手薄であったというのを理由とするにはいささか適切ではないほどに
敵の出現はあまりに突然であった

炎を巫術の基軸とする茶助にとっては街を包む炎は皮肉にも敵を殲滅するための追い風となっていたが、ただ未だ避難しきれない民間人をかばいながらの立ち回りとなり苦戦を強いられていた

最中見知った顔が一人

「全く、ひったくりの次は街中に化け物の大群たぁ、治安の悪化もここに極まれりですぁね！」
茶助に気づきウェスタ・フローガは黄金の髪を靡かせながら振り返る

「また見せてくれませんか

あの時の剣を！

街の人にかかる火の粉はあたしが余さず捕らえてみせやすっ！

あたしも火を吹くだけが能じゃあねぇんで…！

それに

貴方の剣は民を守る剣でしょう…！」

一方的にまくし立てる茶助に言葉を返そうとウェスタが息を吸うや茶助の姿は黒煙の中に消えていった

【お借りしました】
ウェスタ・フローガillust/101995500
迷宮より溢れし悪意illust/103586899
非公式ロゴ素材集【illust/101966120】

うちの糸目【illust/102049398】

最終章ログインです
べらべら勝手な事をしゃべっていますが適宜パラレルスルーお願い致します
戦場として一応イスリアド家に入れていますが次からはオルギット団に戻ります