【PFSOZ】煽っていくスタイル【死霊術師の饗宴】
「カラッポだったデショ?」
思っていた反応と違ったせいか、アビト・ジャラクは一瞬だけ虚を突かれたような顔をした。
『──そら、オマエのお仲間だろう?』
そんな言葉と共に市民の避難誘導に勤しんでいたマカロニにけしかけられたのは、ボロボロのハーピーの死体だった。
ああ、確かに見覚えがある。まだシナノとカタリが生まれる前、ここからずっと西の方。日の沈む方角へ、死出の渡りに出た自分たちの森のハーピーだ。
けれど。
「ワタシたち、死ぬとき魂残さない」
わたし達の魂は、楽園《ヴェデ》の向こう側へ行く。
太陽の沈む方角、太陽のもっと向こう。楽園よりもその先へ。
翼が動かなくなる前に。老いて飛べなくなる前に。
だから、そう。
コンマ一秒考える間もなく、飛んできた鉤爪を空中でいなして、地面へと鋭く叩きつける。
メキリ、とシロアリに寄生された枯れ枝がきしんで折れるような音をして、ザラザラとハーピーのカタチを形作っていたそれが灰のように崩れていく。
未練も魂も何もない、ただの『抜け殻』を、ああもぎこちないまでも飛ばせるとは。
なるほど確かにスレイダルの死霊術師の名は伊達ではないらしい。
多少の動揺も見て取れなかったその様子に、舌打ちをして、アビト・ジャラクが声を上げる。
「これだから嫌なんだ、魔物寄りの奴は情緒がなくってさア!」
忌々し気に言われたそれに、マカロニは背を伸ばしてニコリと笑った。
「──悪趣味なお人形サン遊びで構ってちゃんなんて、そういうソッチは案外寂しんぼだネ!」
すう、と表情を消したアビト・ジャラクが「ああ面倒だ、消えろよ」と別の死霊をけしかける。
自己顕示欲のデカい奴は面倒だと、いつぞやの依頼人が言っていたことを思い出す。
ジコケンジヨク。いやはやまったく、確かにこれは面倒だ。
■アーーービーーートーーーくーーーんあーーそびーーましょーーーーー!!!(中の人のテンション)
※公式ボスキャラは、分身の術を会得していてあらゆる場所でパラレルにいろんな場面で現れては離脱していくものだという前提のもとに描かれている作品です。
Q.何がしたかったの?
A.アビト君を煽り散らかしてみたかった(正座)あと仲間のゾンビ出された場合のマカロニの反応とそれに対するアビト君の悪態をずっと描いてみたかったので描きました。
Q.この後どうなる?
A.マカロニ相手してても大して面白くない(反応が)ので、アビト君が飽きて多分どっか行きます。マカロニも放っといても大丈夫なので大丈夫です。
Q.マカロニの森のハーピー種の死体ゾンビ、他にもいる?
A.これに関しては無いです。マカロニがトドメを刺した一体だけです。他の種類のハーピーみたいなゾンビはいるかもしれませんが、マカロニたちの森のハーピーはこれだけです。アンシン!
最終章:ゼラルディアの王笏【illust/103584939】
商売どころじゃなさそうだから、賞金首殴って金にするしかねえ(蛮族の考え方)
▼マカロニ、死霊術師の饗宴にログインしておりますがいつものように描きたいもの描いていくスタイルとなると思いますよろしくお願いします。
■お借りしました
公式よりアビト・ジャラク【illust/103584939】
「シナノとカタリはたぶん怖がっちゃうから、無事だといいけど。
アラディア院のセンセイたちみんな凄腕だから、きっとダイジョウブよね」
自キャラ:タマゴ売りのマカロニ【illust/102108160】
名前だけ出てるが最終章動かせるかどうか多分安全なとこに避難してます シナノとカタリ【illust/102664899】
企画元:【illust/101965643】
思っていた反応と違ったせいか、アビト・ジャラクは一瞬だけ虚を突かれたような顔をした。
『──そら、オマエのお仲間だろう?』
そんな言葉と共に市民の避難誘導に勤しんでいたマカロニにけしかけられたのは、ボロボロのハーピーの死体だった。
ああ、確かに見覚えがある。まだシナノとカタリが生まれる前、ここからずっと西の方。日の沈む方角へ、死出の渡りに出た自分たちの森のハーピーだ。
けれど。
「ワタシたち、死ぬとき魂残さない」
わたし達の魂は、楽園《ヴェデ》の向こう側へ行く。
太陽の沈む方角、太陽のもっと向こう。楽園よりもその先へ。
翼が動かなくなる前に。老いて飛べなくなる前に。
だから、そう。
コンマ一秒考える間もなく、飛んできた鉤爪を空中でいなして、地面へと鋭く叩きつける。
メキリ、とシロアリに寄生された枯れ枝がきしんで折れるような音をして、ザラザラとハーピーのカタチを形作っていたそれが灰のように崩れていく。
未練も魂も何もない、ただの『抜け殻』を、ああもぎこちないまでも飛ばせるとは。
なるほど確かにスレイダルの死霊術師の名は伊達ではないらしい。
多少の動揺も見て取れなかったその様子に、舌打ちをして、アビト・ジャラクが声を上げる。
「これだから嫌なんだ、魔物寄りの奴は情緒がなくってさア!」
忌々し気に言われたそれに、マカロニは背を伸ばしてニコリと笑った。
「──悪趣味なお人形サン遊びで構ってちゃんなんて、そういうソッチは案外寂しんぼだネ!」
すう、と表情を消したアビト・ジャラクが「ああ面倒だ、消えろよ」と別の死霊をけしかける。
自己顕示欲のデカい奴は面倒だと、いつぞやの依頼人が言っていたことを思い出す。
ジコケンジヨク。いやはやまったく、確かにこれは面倒だ。
■アーーービーーートーーーくーーーんあーーそびーーましょーーーーー!!!(中の人のテンション)
※公式ボスキャラは、分身の術を会得していてあらゆる場所でパラレルにいろんな場面で現れては離脱していくものだという前提のもとに描かれている作品です。
Q.何がしたかったの?
A.アビト君を煽り散らかしてみたかった(正座)あと仲間のゾンビ出された場合のマカロニの反応とそれに対するアビト君の悪態をずっと描いてみたかったので描きました。
Q.この後どうなる?
A.マカロニ相手してても大して面白くない(反応が)ので、アビト君が飽きて多分どっか行きます。マカロニも放っといても大丈夫なので大丈夫です。
Q.マカロニの森のハーピー種の死体ゾンビ、他にもいる?
A.これに関しては無いです。マカロニがトドメを刺した一体だけです。他の種類のハーピーみたいなゾンビはいるかもしれませんが、マカロニたちの森のハーピーはこれだけです。アンシン!
最終章:ゼラルディアの王笏【illust/103584939】
商売どころじゃなさそうだから、賞金首殴って金にするしかねえ(蛮族の考え方)
▼マカロニ、死霊術師の饗宴にログインしておりますがいつものように描きたいもの描いていくスタイルとなると思いますよろしくお願いします。
■お借りしました
公式よりアビト・ジャラク【illust/103584939】
「シナノとカタリはたぶん怖がっちゃうから、無事だといいけど。
アラディア院のセンセイたちみんな凄腕だから、きっとダイジョウブよね」
自キャラ:タマゴ売りのマカロニ【illust/102108160】
名前だけ出てるが最終章動かせるかどうか多分安全なとこに避難してます シナノとカタリ【illust/102664899】
企画元:【illust/101965643】
漫画
manga
pixivファンタジアSOZ
pikushibufanntajiaseputa-obuzerarudexia
オルギット団
orugittodann
死霊術師の饗宴
【ボイルドエッグ武装探偵社】
アビト・ジャラク
32
35
722
2022-12-15 10:05
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