異界の怪鳥竜～レイバーン～

名称:レイバーン
全長:13m、:翼長13m
｢聖夏祭｣最中の王都バラルに突如飛来してきた怪鳥。
鳥と竜(ワイバーン)を合体させたかのような姿をしているが、過去の文献から目撃例、化石などいかなる記録にも存在が記されてない未知の怪物でありその生態は一切分かっておらず、全てが謎のまま。一部の魔物学者からは｢こことは違う別世界から来た"渡り鳥"ではないか｣という説も出ている。

数少ない目撃、交戦した者達の話によると全身を覆う羽毛や鱗の色は個体差が大きいが嘴や鶏冠、背鰭、鉤爪、尻尾の棘などの骨質(硬質)の部位は深紅に染まり、胸部が爛れたように黒ずんでいるのは共通している。
普段は上空やバラル周辺の建物、岩山の上からまるで王都での闘いを傍観しているかのような姿が目撃されており、捕食目的に突如強襲してくる以外では争いに介入することはなく、獲物を捕らえたらすぐさま飛び去ってしまうという。

戦闘においても｢炎を吐いた｣、｢全身から電撃を放った｣、｢胸から冷気を放って爪や棘に纏った｣などと一定した情報が出ておらず、仮にそれらが真実だとしたらこの怪鳥はあらゆる属性の魔法を全て使いこなせ、それに伴い高い知能と戦闘力があるのではと推測されている。
さらに｢たしかに倒したはずなのに目を離したら何事もなく起き上がって飛び去った｣とも報告されており、限りなく不死身に近い非常に高い生命力を持つとともに｢撃退しかできない｣可能性が示唆されている(ただ、交戦時に剥離した羽毛や鱗、棘は採集可能であり、生態や能力、素材的性質の解明に役立てるかもしれない)。

その生態、目的、そして強さや危険度もすべてが未知数であり、この闘いに協力してくれる可能性も少なからずあるが、今はただこの未知そのものである怪鳥竜に獲物と見なされ交戦することになってしまないよう祈るしかないだろう……。
(余談だが、かつて緑竜諸島の遺跡内部にて発見されたという"鳥とも竜ともつかない怪物(illust/103037577)"と特徴が類似してるらしく、遥か昔にこの世界に訪れた同種の末裔ではないかともされているが、真相はまだ定かではない)

最終章なので昔にある企画で出した個人的にお気に入りのクリーチャーをそのまま参戦させてみました!!
PFSOZ(illust/101965643)
最終章(illust/103584939)