あなたを忘れない

アオイちゃんはとっても責任感の強いしっかり者でみんなに頼りにされてるのに、自己肯定感が低くて自分に自信を持てない子なのかなと思います。鬼と戦えないことに負い目を感じてるから、自分のしていることがどれだけすごいか気がつけないというか。医療の現場は肉体的にも精神的にも辛いことがたくさんあるだろうし、小説版の方で少し描写がありましたけど、負傷した隊士に怒鳴られたり、八つ当たりをされたりしてるんですよね。それでもあのきりっとした顔でてきぱき働くアオイちゃんが私は大好きだし、見ていてくれるひと、感謝しているひとはたくさんいたはずと思って描いたまんがです。時系列としては、最後の闘いが終わって不死川さんが退院する直前くらいのイメージです。みんなに比べたら私なんか……みたいなことをアオイちゃんが無意識に言ったことから始まった感じです。ちょっと絵が稚拙で残念なんですが、何となく読み取ってもらえたらと思います。最後のこまは蝶屋敷の縁側と思ってください。お庭を描きたかったんですが無理でした。背景って大事ですよね。