ゲヘナの紅星・アポカリプス

通称『黙示録の紅い竜』。
レヴィヤタン、バハムートと共に神話の時代を生き、聖竜教(ミューズ派)の聖典にその名を残す伝説の悪竜。

エンヴィーを含むアポカリプス一族の祖たる竜。
神と悪魔の内通者。

現代の世で自ら皇帝の名を名乗り、その数666の少数の軍勢を率い、僅か3日という短期間で列強国エレミヤを討ち滅ぼし、簒奪国家グラディヴェラーの名を世に轟かせたこの世で最も忌むべき邪悪たる存在。

聖竜教の聖典の一つである聖女テクラが記したとされる『テクラ書』では、アポカリプスについて次の様に記されている。

『その紅き鱗は血潮の様に燃え上がり、その咆哮は夜空を照らす星々の三分の一を瞬く間に地上に降らせ、その邪悪たる瞳は世の海を統べる溟海の王、レヴィヤタンすらも震え上がらせる。』

また彼女(アポカリプス)が天に飛翔するその姿は、美しくもまるで天から地上に降り注ぐ隕星の様に紅く妖しい光を帯びている事から、人々の間で『ゲヘナの紅星』と呼ばれ、世の終わりが訪れる前兆として古より非常に恐れられている。