UACターボトレイン

1960年代後半、新幹線の成功を見たアメリカでも、斜陽化が進む旅客鉄道の復権をかけて、ガスタービン動車による高速鉄道計画がありました。
使用した車両はカナダと同じ、ユナイテッド・エアクラフト社が開発したターボトレイン。
カナダのものより編成を短くし、出力は1.5倍、当時の新幹線を凌駕する高い加速性能と高速性能が期待されましたが、運行区間が在来線という悲しさ。
新機軸を取り入れすぎた車両の不調と相まって、不評を買ったのです。
不安定な運行にもかかわらず、高い乗車率を示し、自動車王国アメリカでも高速鉄道の潜在的需要があることを示したものの、短命に終わりました。
ガスタービン採用以外、堅実な車両づくりを行ったフランスのガスタービン動車とは対象的で、結局それに置き換えられてしまったのです。
7
12
179
2025-03-01 12:03

 Turbine Powered


Comments (0)

No comments

Related works