【PRWG】 戦後 【アフター】
久しぶりのPRWGの絵です。
当時描きかけだったものを良い機会だと思い完成させて見ました。
XOも始まりましたので本来のやりたかったことと過去の機体設定とのクロスオーバーを織り交ぜた長文ストーリー仕立てになっています。
お暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです!(*´-`*)
※時間系列
休暇【illust/38492318】→真・脅威編終了後→ここ
【あらすじ】
MOBを率いる異次元からの脅威ディレジアとの激戦から1ヶ月後、銀河帝国が有する秘匿試験部隊「τセカンド機関」を統括するフェロー中佐の元に、エリュシオン聖堂導隊の総指揮官であるオルフェウス少将が派遣研究員のカレヴィを連れ尋ねてきた。 彼はフェロー中佐にある提案を持ちかけるのだが…
【ストーリー・前編】
オルフェ「お久しぶりですフェロー中佐、少し前の話になりますが先のMOBとの防衛戦争で前線で戦った第二艦隊の艦隊消耗率が激しいことはもうご存知ですね。 帝国上層部は第二艦隊への補給をいまだに渋っているようなのです。
この件について帝国軍上層部はエリュシオン聖堂艦隊を第二艦隊のエーレンベルク閣下の補充艦隊として宛てられることに決定いたしました。軍籍の移動は来月末までには完了する予定です。」
中佐「これはまた…補充艦隊にしては随分大規模な軍の移動ですね、少将。 それではτセカンドとの共同研究の件につきましてはどうなるのでしょうか?」
オルフェ「本日此処に訪れたのはそのことについてなのです。エーレンベルク閣下に相談したところエリュシオンと第二艦隊でτセカンド機関を共同管理することになりそうなのです。研究は引き続き行うことが可能です。 研究費、場所等は私たちエリュシオンが引き続き提供いたします。 …あ、あのファスマバグの娘…メネさんのことですが… 」
中佐「メネですか? 何かありましたか?」
オルフェ「メネさ…いやメネ曹長の部隊帰属の件ですが、第二艦隊旗艦、ゴゴルノクチ・クゥガへ転属をしてみてはいかがでしょうか。私がこの件については閣下と話はつけています。 第二艦隊には彼女の戦友たちがいます。 もし共同で作戦行動が出来れば、少しでも…僅かでも彼女の心が安らぐのではないかと思いまして。」
中佐「…。」
オルフェ「私はどうしてもあの娘を、心を救いたかった。 ファスマバグへの仕打ちについてももっともっと早く実態を知るべきだった… もっともっと早く私が働きかけていればあの娘をτセカンドの生贄にさせることもなかった。 ですが、帝国への洗脳教育と自分の惑星での内乱に追われていた私は本当の意味で彼女を救うことが出来ませんでした。 今となっては情けない言い訳でしかありませんが。」
中佐「そんなことはありません少将。どうかご自分を責めないでください…。」
オルフェ「…τセカンドの研究責任についてはこのオルフェウスが全責任を持ちます。 どうかこの提案、受け入れていただけませぬか。 勿論すぐにとは言いません…ゆっくり話し合って、それから決めていただいても良いので」
中佐「いつもお気遣い、ありがとうございます。 早速今宵にでもメネと話をしてみようかと思います。」
オルフェ「後もうひとつ… カレヴィ、例の資料を」
カレヴィ「了解です、オルフェウス様」
【ストーリー補足】
●要約すると「銀河帝国軍第二艦隊」に「エリュシオン聖導艦隊」の戦力が合流するということになります。
それによりフェロー中佐の「τセカンド機関」も移籍する事になります。と言う報告です!
●オルフェウスはτセカンドのテストパイロット・メネさんに「友達のエイレーネさんたちがいる第二艦隊への配属替え、または長期派遣をしてみてはいかがでしょう」と言う提案を持ちかけた感じです。
●またτセカンドの移動用研究施設として「ノイエンドルフ級…illust/29914214」を乗組員込みで提供可能であると告げた。
【ストーリー・後編】
オルフェ「こちらがエリュシオンでのτセカンド…”打破するもの”についての研究結果です。 メネさんの体に降りかかる奇病は”呪詛”と見て間違いありません。 恐らくあの打破するものに搭載されているブラックボックスが引き起したものでしょう。 ただし、我々の魔法技術をもってしてもその呪詛を解除する方法の発見には至りませんでした。 最新鋭の護法紋章で抑えても彼女の体の変異は防ぎきれない…。 推するにこれは古代の文明のものではなく”異次元”から来訪した存在ではないかと思うのです。」
カレヴィ「それと中佐、もうひとつ僕たちは恐ろしい物を発見したのです。 エリュシオン宙域で最近発見された遺跡を調査中に”突如空間を裂くように現れた”謎の機体がヴァリエル改数機からなる護衛機付きの調査部隊を瞬く間に壊滅状態にさせたようです。 その事件現場から”τセカンドと酷似した魔力物質”が検出されたのです。」
オルフェウス「こちらの写真が調査隊が最後に捉えた画像です。 放射魔力グラフも同じく記載しております。宜しければ閲覧お願いします。」
中佐「まさか、これは…! τセカンドと酷似している…」
カレヴィ「この機体が突如出現したとされる時刻に、”打破するものが想定外の不自然な挙動”を起したことを僕のチームの解析班のものが確認しています。何か、関係があるのでしょうか…?」
【CAST】
主任・フェロー中佐【illust/36545548】
派遣研究員・カレヴィ君【illust/36480774】
【TEXT CAST】
メネさんの親友・エイレーネさん【illust/36164501】
τセカンドパイロット・メネさん【illust/36144001】
τセカンド・ブリオメシラ【illust/32306589】
【いつもの】
オルフェウス【illust/37372502】
【写真で見た機体】
????【illust/3725594】
※色々と妄想ネタ満載なのスルーパラレル推奨です! 閲覧ありがとうございました!
当時描きかけだったものを良い機会だと思い完成させて見ました。
XOも始まりましたので本来のやりたかったことと過去の機体設定とのクロスオーバーを織り交ぜた長文ストーリー仕立てになっています。
お暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです!(*´-`*)
※時間系列
休暇【illust/38492318】→真・脅威編終了後→ここ
【あらすじ】
MOBを率いる異次元からの脅威ディレジアとの激戦から1ヶ月後、銀河帝国が有する秘匿試験部隊「τセカンド機関」を統括するフェロー中佐の元に、エリュシオン聖堂導隊の総指揮官であるオルフェウス少将が派遣研究員のカレヴィを連れ尋ねてきた。 彼はフェロー中佐にある提案を持ちかけるのだが…
【ストーリー・前編】
オルフェ「お久しぶりですフェロー中佐、少し前の話になりますが先のMOBとの防衛戦争で前線で戦った第二艦隊の艦隊消耗率が激しいことはもうご存知ですね。 帝国上層部は第二艦隊への補給をいまだに渋っているようなのです。
この件について帝国軍上層部はエリュシオン聖堂艦隊を第二艦隊のエーレンベルク閣下の補充艦隊として宛てられることに決定いたしました。軍籍の移動は来月末までには完了する予定です。」
中佐「これはまた…補充艦隊にしては随分大規模な軍の移動ですね、少将。 それではτセカンドとの共同研究の件につきましてはどうなるのでしょうか?」
オルフェ「本日此処に訪れたのはそのことについてなのです。エーレンベルク閣下に相談したところエリュシオンと第二艦隊でτセカンド機関を共同管理することになりそうなのです。研究は引き続き行うことが可能です。 研究費、場所等は私たちエリュシオンが引き続き提供いたします。 …あ、あのファスマバグの娘…メネさんのことですが… 」
中佐「メネですか? 何かありましたか?」
オルフェ「メネさ…いやメネ曹長の部隊帰属の件ですが、第二艦隊旗艦、ゴゴルノクチ・クゥガへ転属をしてみてはいかがでしょうか。私がこの件については閣下と話はつけています。 第二艦隊には彼女の戦友たちがいます。 もし共同で作戦行動が出来れば、少しでも…僅かでも彼女の心が安らぐのではないかと思いまして。」
中佐「…。」
オルフェ「私はどうしてもあの娘を、心を救いたかった。 ファスマバグへの仕打ちについてももっともっと早く実態を知るべきだった… もっともっと早く私が働きかけていればあの娘をτセカンドの生贄にさせることもなかった。 ですが、帝国への洗脳教育と自分の惑星での内乱に追われていた私は本当の意味で彼女を救うことが出来ませんでした。 今となっては情けない言い訳でしかありませんが。」
中佐「そんなことはありません少将。どうかご自分を責めないでください…。」
オルフェ「…τセカンドの研究責任についてはこのオルフェウスが全責任を持ちます。 どうかこの提案、受け入れていただけませぬか。 勿論すぐにとは言いません…ゆっくり話し合って、それから決めていただいても良いので」
中佐「いつもお気遣い、ありがとうございます。 早速今宵にでもメネと話をしてみようかと思います。」
オルフェ「後もうひとつ… カレヴィ、例の資料を」
カレヴィ「了解です、オルフェウス様」
【ストーリー補足】
●要約すると「銀河帝国軍第二艦隊」に「エリュシオン聖導艦隊」の戦力が合流するということになります。
それによりフェロー中佐の「τセカンド機関」も移籍する事になります。と言う報告です!
●オルフェウスはτセカンドのテストパイロット・メネさんに「友達のエイレーネさんたちがいる第二艦隊への配属替え、または長期派遣をしてみてはいかがでしょう」と言う提案を持ちかけた感じです。
●またτセカンドの移動用研究施設として「ノイエンドルフ級…illust/29914214」を乗組員込みで提供可能であると告げた。
【ストーリー・後編】
オルフェ「こちらがエリュシオンでのτセカンド…”打破するもの”についての研究結果です。 メネさんの体に降りかかる奇病は”呪詛”と見て間違いありません。 恐らくあの打破するものに搭載されているブラックボックスが引き起したものでしょう。 ただし、我々の魔法技術をもってしてもその呪詛を解除する方法の発見には至りませんでした。 最新鋭の護法紋章で抑えても彼女の体の変異は防ぎきれない…。 推するにこれは古代の文明のものではなく”異次元”から来訪した存在ではないかと思うのです。」
カレヴィ「それと中佐、もうひとつ僕たちは恐ろしい物を発見したのです。 エリュシオン宙域で最近発見された遺跡を調査中に”突如空間を裂くように現れた”謎の機体がヴァリエル改数機からなる護衛機付きの調査部隊を瞬く間に壊滅状態にさせたようです。 その事件現場から”τセカンドと酷似した魔力物質”が検出されたのです。」
オルフェウス「こちらの写真が調査隊が最後に捉えた画像です。 放射魔力グラフも同じく記載しております。宜しければ閲覧お願いします。」
中佐「まさか、これは…! τセカンドと酷似している…」
カレヴィ「この機体が突如出現したとされる時刻に、”打破するものが想定外の不自然な挙動”を起したことを僕のチームの解析班のものが確認しています。何か、関係があるのでしょうか…?」
【CAST】
主任・フェロー中佐【illust/36545548】
派遣研究員・カレヴィ君【illust/36480774】
【TEXT CAST】
メネさんの親友・エイレーネさん【illust/36164501】
τセカンドパイロット・メネさん【illust/36144001】
τセカンド・ブリオメシラ【illust/32306589】
【いつもの】
オルフェウス【illust/37372502】
【写真で見た機体】
????【illust/3725594】
※色々と妄想ネタ満載なのスルーパラレル推奨です! 閲覧ありがとうございました!
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2015-05-05 00:17
Comments (5)
メネがあの後救われると聞いて自分もホッとしました・・・
まさかの中佐・・だと!? カレヴィもありがとうございます! 当時、私はメネのストーリーを完結させるべく漫画を描いておりましたが、メンタルが今よりも発達しておらず、悲惨なまま幕切れとなってしまいました。今回リンクして頂いた作品の後にも数話の続きがあります。
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