【PFRD】彼女が願いを望む時【黒の復讐者】

「(鉄紺の…朧蛾？　もしかしてアランが言ってた)」

考える前に　声をかけていた

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pixivファンタジア RotD 【illust/63981060】
ガンライル大公国【illust/63908872】

第三章　闇の復讐【illust/64556068】

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己の責務を理解しながら諦めきれない想いが沸き起こり
避難拠点から少し近くの森で考え込んでいた時

こちらの中にあるとあるアイテムを一つ買わせていただきました
【illust/64741057】

(何を買ったかは後の投稿で)

お借りしました
魔法旅団ゼルフォルク【illust/64000175】
朧蛾の調香師　ウルノア【illust/63981136】
(再度の(別のキャラだけど)お買い物!!どうしても欲しい商品があったんです…)

ガンライル大公国属武団　矛爭【illust/63983029】
カミナ【illust/64029959】

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「…これを一つ　いただけませんでしょうか」


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「ゆっくり　ゆっくりだよ」

春の陽気が流れる中庭で　少女が目の前にいる少年に手を差し伸べる
全身包帯で巻かれ　顔も右目以外隠された少年

「がんばれ　もうちょっと」

励まそうと笑顔で手をふる　一歩　また一歩　少年は少女の手を取った

「やった!!　すごいよジンキ」

自分のことのように喜ぶ少女に　少年は何も答えなかった

ただ　少女の手をそっと優しく握り直しただけ

「きょうは　ここまでにしよ　むりはきんもつだもんね」
「あした　ととさまが　さとにもどってくるから　ジンキががんばってること　おしえないとね」

少年はなにも答えない　

それでも少女は話しかける

まるで　少年の声が　少女には聞こえているかのように