【PFMOH】彼とは違う匂い【竜の背】
彼の名前を騙り、彼の見た目で、彼のような仕草....これも幻覚なのだろう。
あまりにもそこにいる物が記憶の中の彼と重なりすぎて...
二人の時はいつも他愛ない会話をして、くだらない賭け事をしては笑ったよな...
最後には合流した彼女の呆れた顔、みんな施術後で疲れているのに酒場に行ってまたどうでもいい話で盛り上がる。あの忙しくも楽しかった日々を思い出してしまう...
思い出してしまうとまた、喪失感。突然の事故だった、事故...いや、あれは....
つい考え込んでしまった。彼らは死んだ。否定できない事実。今は昔に思いを馳せてる場合じゃない。
前を見る。考えをシンプルに。行動する。
さっきから少し前を先導するように歩く彼に見える”何か”を見る
どうやら人ではないのだろう...しかし山頂に向かってわしを案内してくれているように見える。
…この道がわしの求める山頂なのか、それとも何もない死が待っているのか...分からないが、今のところ安全そうだ。
お借りしました
やまびこ[ illust/88821822 ]
コモジア[ illust/87745381 ]
あまりにもそこにいる物が記憶の中の彼と重なりすぎて...
二人の時はいつも他愛ない会話をして、くだらない賭け事をしては笑ったよな...
最後には合流した彼女の呆れた顔、みんな施術後で疲れているのに酒場に行ってまたどうでもいい話で盛り上がる。あの忙しくも楽しかった日々を思い出してしまう...
思い出してしまうとまた、喪失感。突然の事故だった、事故...いや、あれは....
つい考え込んでしまった。彼らは死んだ。否定できない事実。今は昔に思いを馳せてる場合じゃない。
前を見る。考えをシンプルに。行動する。
さっきから少し前を先導するように歩く彼に見える”何か”を見る
どうやら人ではないのだろう...しかし山頂に向かってわしを案内してくれているように見える。
…この道がわしの求める山頂なのか、それとも何もない死が待っているのか...分からないが、今のところ安全そうだ。
お借りしました
やまびこ[ illust/88821822 ]
コモジア[ illust/87745381 ]
15
23
828
2021-04-03 03:32
Comments (0)
No comments