【PFMOH】遠くの私には何もできない【竜の背】

　※少々の流血表現あり

　ザンギさんがオッドくんの攻撃をガードしている間に私は暁天ノ戦鬼の方々へ連絡を取った。

　『ちょっと何！？　こんな時に！』
　「カプラスよ！」
　『あぁ、アンタだったの。こっちはティアよ』
　「あらあら、向こうが騒がしいんだけど～……どうしたの？」
　『何って狼也が体貫かれて倒れたのよ』
　「え……え……う、そ……」
　『近くに団員達がいたけどそれでも防げなかった攻撃だったわ。ったくアイツ……なんてことしてくれんのよ……』
　「私……私、狼也さんに何もできない……力になりたい、って言ったばかりなの、に……」
　『そっちは銃声っぽいの聞こえてきてるわね。どこもかしこも騒がしいわね。どうなっているのよ？』
　「……」
　『ちょっとカプラス！！　こんな時に落ち込んでんじゃないわよ！！　今すぐアンタのいる場所の情報を！　教えなさいっ！！　それが今のアンタにできる最低限の事でしょ！？』
　「……そう、だったわね。ごめんなさい……取り乱しちゃって。
　こっちもこっちで大変よ。旅団の1人が見境なく暴れ出していて……ザンギさんが気を引いているわ。
　他にもフォーテラくん達が見当たらないの……きっとモンスターに襲われているんだわ。だから――」
　「なっ！？　おいランシーン！？　お、お前、う、腕が……！！」
　『え、何！？　ランシーンまでどうかしたっていうの！？』
　「……そう、みたい……。右腕が、取れたわ……」

　私は振り向きつつ、ランシーンさんの右腕が取れている【illust/88855031】のを見た……。

☆時系列はふわふわですが、
・シュトー【illust/87904106】は一時的に離れた距離にいる
・ガルデ【illust/88807880】は死霊達と戦闘中
・ザンギはオッドさんの攻撃をガード中【illust/88865356】（今作品はザンギの話と同時進行です）
でお送りします
★カプラス、狼也さんが重症を負っている事【illust/88815129】をデバイス（ペンダント）経由で知る。応じているのはティアさんである。
精神的に不安定になりかけるが、ティアさんの一喝で我に返り、目の前で起きている事について集中し、伝えている。
　その最中にランシーンさんが負傷したのをザンギ共々、目撃する

○登場人物
鬼教官ティアさん【illust/87742282】
狼也さん【illust/87739459】

抱擁冒険家のカプラス【illust/87721307】
ライフ：❤❤→❤❤❤
所持花火材料：魔鉱石リンドライト

海中の騎士ザンギ【illust/87767291】　
ライフ：❤❤❤
所持アイテム：イン主ツール

※都合が悪ければパラレル・スルー可。問題等がありましたらメッセージにて