【PFMOH】花に嵐の【竜の背】

たとえもあるさ
　
黄昏の雲海の中を、おおきなクジラが音もなく泳いでいく。
水飲み鳥は沈む太陽を差して、エイキュウは一日の終わりに死に、一日の始まりにまた生まれて空を飛ぶんだ…と、彼なりの言葉でたどたどしくも自慢げに語った。
　
作られた僕たちは、何物にもなれなかった僕たちは、
その在り方は歪だけれども、願われ望まれて生まれてきて、たどたどしくも自分の足でここまで来た。
迷いながら歩いてきた足跡も、自身と同じく歪だけれど、この道のりは、胸を張って誇れる道だ。
　　
　
　
また会えた【illust/88870375】
今のこの瞬間を一緒に過ごせてよかった。
最期に君と、この美しい世界を見ることができてよかった。
　
　
　
　

　　
■お借りしました
フロイラインさん【illust/88318953】
monoさん【illust/88619196】
テンカイイサナのID末尾２【任意のタイミングでダイスを一度だけ振りなおしてもよい】の効果をお譲りします。
　
テンカイイサナ【illust/88793910】
メチャ=トゥメェイ【illust/87880510】
　
　
　　
水飲み鳥は出会う旅人たちに、霊薬を惜しみなく分け与えた。
それが自分の動力であることは、なんとなくわかっていた。
なくなったら止まってしまうことも。
わかっていたけれども、そうすることをやめられなかった。
この世にある命に、少しでも長く、動き続けてほしかったのだ。

イバラの飾りは、いまにもはじけそうだ。
　
　
　　
永久機関のまがいもの【illust/87733701】
ライフ♥♥♥
のこり◆◇◇
おやすみなさい