夢を喰らいし夢幻の住人（オリジナル怪人14）

・スネークヘッドヴァイトメア

喰らう夢の嗜好:『禁断の関係』

個人名:アングイド

雷魚（ライギョ）型中級ヴァイトメア。

雨乞いの儀式を行い人間程度では立って居られない程ひとたまりもない集中豪雨を人為的に降らせるのみならず雷雲を呼び寄せた後に武器である三ツ又槍（トライデント）を避雷針として相手に突き刺し落雷を発生させる戦法を取る。

第二の口から卵の状態で小型の雷魚型の下僕（しもべ）達を大量に産み落とし、孵化させたと同時に敵にけしかけて一気に喰い殺させるというえげつない攻撃も仕掛けてくる。水中での動きは陸上と比べて一際俊敏でありそのスピードとパワーにかかれば激流の滝でも流れに逆らって登りきってしまう程。

元々は常に男に餓えてるアマゾネスじみた野蛮な性格をしており、対象を見るや否や人間どころか同族であるハズのヴァイトメアにさえ無理矢理襲いかかり強引に交わろうとした前科を幾つも持つヴァイトメア屈指の危険人物であったが…

『君はもっとおしとやかさを覚えた方がいい』と、とある上級ヴァイトメアによって性格を変えられた事により、男を堕とす手段として実力で屈服させるよりも女の武器をフル活用して男を篭絡するべきという悟りを開き、その術と知恵を得た計算高い魔性の女と化した。

ノルヴァ/ソフトシェルヴァイトメアが女を狙うヴァイトメアならばアングイド/スネークヘッドヴァイトメアが狙う相手はその逆で男、相手の女性に対して潜在的に不満を抱いている不届き者や上下問わず年齢差の関係で本格的な恋愛へと踏み切れず心の奥底に恋心を閉じ込める報われない者の夢を対象に狙う。

そういった人種の夢に理想の相手の姿を投影した雷魚型の半魚人めいた姿の下僕達を大量に放ち、ありとあらゆる淫らな格好をした女性達の姿をした下僕達のハーレムの虜となった宿主の男を次々に堕落させ、やがて現実世界の恋人や片想いの相手に見向きさせないくらいに夢中になったところでそのハーレムの幻想を解除…

下僕達のショッキングな正体に絶望した所で夢を喰らう。夢を失った宿主は全員極度の女性恐怖症に苛まれ半狂乱になりながら愛する者は勿論の事、周囲の女性に向かって罵倒や暴力により必死に逃れようとするが、最後の仕上げとしてそこを狙って現実世界から這い出た後に宿主達の陰茎を引き千切って持ち去るという凶行に及び殺害してしまう。

何気に貴重なこのシリーズ三人目の女性ヴァイトメア、モチーフであるライギョをどう顔のデザインに入れるか考えた結果、独特の蛇じみた模様を顔のパーツっぽく見えるようにして取り入れました。尚、設定としては眼が無いタイプと思われがちですが眼にあたる部分には物凄く小さい両眼があったります（←所謂スーツの覗き穴的なもの）。

性格改変以前のイメージで全体的にアマゾネスっぽいデザインにしております。腰に大量の髑髏をぶら下げてるのは『戦いで討ち取った敵の生首』的な印象を与えてより野蛮な感じにしてみました。これは前回のグルザーグ/タイガーヴァイトメアでうっかり付け忘れた要素を今回に持ってきたためです（←ただでさえヤバイやつがますますヤバイやつになるだろ）

設定でお察ししてるかもしれませんが一言で言うとコイツは超ゴリ押し肉食系女子でして、一度決めたら行動は恐ろしく早く、男を二つの意味で食い物にしてしまうヴァイトメア界のヤベー女です(^o^;)。設定としてはその生来のアマゾネスぶりに人間のみならず男のヴァイトメアも多数被害に遭っており中には男の聖剣ソードライバー（←その表現やめろ）を引き千切られ『敵将、討ち取ったりィイイイイ！！』なんてことに…（←どういうことだってばよ…( ﾟдﾟ)）。尚、それら全てをホルマリン的な薬品に漬け込みコレクションにしております（←もうやめて！）

アングイドという名前はラテン語で『蛇』を意味するアングイス+マーメイド（人魚）から取った名前で『蛇のような人魚（若しくは半魚人）』的な意味の名前です（←ライギョの英名のスネークヘッドから取った連想）。

次回はいよいよ第二の上級ヴァイトメア登場です！(^o^)