【PFSOZ】サヨナラ【黒王軍の進撃】

戦火が広がる王都、ひとりの黒歌姫が幼い少女を抱き締める。だが、その時の黒歌姫は悲壮感に満ちていた。
ロッキア｢…？ユリカ…？｣
ユリカ｢最期に、ロッキアちゃんに触れる事が出来て良かった…｣
ロッキア｢さ、最期ってどういう事だよ！｣
ユリカ｢私、消えちゃうかもしれないの…｣
ロッキア｢…えっ…？｣
ユリカ(精神体)｢この子はね、アタシが一人旅してる時に突然に現れた幻影…故に存在が不安定な状態なの…もし、この状態で力を解放したら…アタシも辛いわ…国を救う為とはいえ、妹当然のこの子と別れるなんて…｣
ユリカ｢ロッキアちゃん、貴方ともっとお話したかった…たくさん思い出も作りたかった…でも、叶えられそうにないや…｣
ロッキア｢……｣
ユリカ｢貴方に会えて本当に良かった…｣
サヨナラ…そう言いかけた時だった。
ロッキア｢…言わせねぇよ…｣
ユリカ｢えっ…？｣
ロッキア｢サヨナラなんて言わせねぇよ…!!お前はいつも自分勝手だ！勝手に連れてったり、勝手に抱き締めたり！｣
ユリカ｢…｣
ユリカ(精神体)｢…ロッキアちゃん…｣
ロッキア｢…でも、楽しかった…！ピザもご馳走になったし、楽しい体験も出来たしな！また一緒にライブやろうぜ！ユリカが気が済むまで抱き締めさせてやる！だから…｣
ユリカ｢…｣
ロッキア｢生きて帰って来い！そしたら今までの自分勝手な事全部許してやる！私もボス達を守って生きて帰るからな！約束だぞ…！｣
ユリカ｢…ごめんなさい、ロッキアちゃん…みっともない所見せちゃって…そうだよね…生きて帰らなきゃ行けないんだよね…わかったわ、約束するよ…｣
ロッキア｢おぅ！イルマーレファミリー最強のロッキアちゃんの約束は絶対だからな！｣
ユリカ｢…うん…！｣
ユリカ(精神体)｢……(無理に強がって…)｣

という訳で最終章ではおそらくこれが最後の交流になるかと思います(´・ω・｀)2ヶ月なんてあっとゆう間なんだよなぁ…(^q^)

お借りしました( ˘ω˘ )
ユリカに叱責したロッキアちゃん【illust/101979017】

珍しく弱音を吐く幻影【illust/102257545】
幻影の本音を察する精神体【illust/103219805】