拠点防衛型重装ゴーレム：ガーディアン『D式』

設計・製造：アイゼン・カンパニー　第弐製作所
正式名称：重火力特化型多脚式重装鉄機兵『ガーディアン』
全長：2~3メートル程度
全高：4~5メートル程度

アイゼン・カンパニーの主力兵器シリーズ「鉄機兵」の流れを汲む機体。従来の人型ではなく昆虫のような脚部を持たせることで不整地おける機動力を高めることに成功した、脚部の先端は強化合金でコーティングされており攻撃や壁面の移動にも使える。また多脚を採用した事でより射撃時の反動を抑え精密射撃が可能となった。腕部は汎用性を犠牲にする代わりに専用のアームを採用することで状況に応じた換装を行い作戦行動が可能。
防御面でフレームにアルゴン特殊剛金を採用することで軽量でありながら強固な対物・対魔防御を実現出来た。また胴体部に魔法障壁発生装置を搭載し周囲5メートルに障壁が展開できる。

D式の場合は腕部に砲撃アームを搭載し対空・対地において威力を発揮する。砲撃アームは2連式汎用魔導砲を採用し機関砲モード・砲撃モードに切り替え可能。各種武装の動力は専用アーム内に搭載された魔導機関から供給される。機体に搭載された魔法障壁発生装置によるバリアを展開した状態で機体周辺の敵を砲撃モード時の拡散魔導榴弾を上空に打ち上げ一掃することもできる。
またガーディアンのユニット接続部に回転機構が搭載されているため射撃・砲撃時の仰角の確保も可能。
飛行船からの座標指定による支援砲撃も可能。

現在クラウンシルト要塞に100機近くが格納されていたガーディアンD式のうち要塞周辺は要塞内の司令塔からの操作を受ける遠隔ユニットを搭載した無人機が警備している。
有人タイプは王都にいたブラント家の私兵や各勢力の有人兵器操縦経験者に複数機貸与している。

機能を制限したガーディアンも製造されており民生機として工業用や貨物用に使われている。