【PFSOZ】竜には竜を
シュラキさんとアーシラさんの一騎討ちillust/103621550
に邪魔が入らぬよう、
ディオネッタillust/101987321
(リュウタイ) illust/103492112
は周囲の他の敵を惹きつける役回りに徹します。
お付き合いいただきました
シドさんillust/102425321
エルルカさんillust/102023546
非公式イベント
竜が如くillust/103619908
に参戦させていただきます。
共闘させていただきました
イルマーレファミリーより、
ユマさんillust/103660552
フットンナモちゃんillust/102285692
※
「怖くはないのか、私の姿が」
竜の姿をとったディオネッタの白い頭殻は、
アトラを襲った白骨騎竜を彷彿とさせる。
まさしく、今ナイトシェードが対峙している
エオルン・ハーリアがけしかけてきた力そのものだ。
黒王の従者の尖兵として生み出された私が、
今まさにその黒王、欺瞞の悪魔イザンに牙を剥いている。
なんらかの呪詛や洗脳の残滓が、いつその力を
同胞たちへ向かわせるか、私自身でさえ恐ろしいというのに。
「ハッ!今更だぜ、ディオネッタサンよぉ」
ディオネッタの頭髪を手がかりに、首元に騎乗したシドが
周囲に浮かせたナイフが、迫り来る雑兵を次々に打ち払う。
「言っただろ?どんな過去や出自を抱えていようと、
今のアンタは俺たちの仲間だって!!」
「貴方のその新しいツノ。
黒王の従者への復讐に燃やす執念が、
サキノハカを進行させて生えたものなんでしょう?
その狂気は・・・本物だって、信頼できる」
シドの隣で刃を振るうエルルカの言葉には、
同じ病に蝕まれたものだからこその説得力があった。
「露払いは私たちに任せて。
貴方はその怒りを、存分に敵にぶつけて」
「・・・感謝する」
そうとも。ただ与えられた任務として対峙するのではない。
私の戦いには、極めて個人的な動機がある。
私の運命を狂わせた黒王の従者たちを、
必ずこの手で破滅させる。
・・・限界を迎えつつあるこの命が、ここで燃え尽きようとも。
今の私が手に入れた力の本質は、竜としてのこの姿ではない。
魂の奥から果てることなく湧き上がる、怒りそのものだ。
それをそのまま、解放した口腔から迸らせる。
衝撃波と共に解き放たれた竜のブレスが、
対峙する竜の骸を直撃し、体格差さえものともせずに押し返す。
市街地を、周囲のそれとは異質な蒼い炎に包み込む
ムクロネクロを食い止められる力があるとすれば、
同じく竜である私こそが適任だ。
姿勢が崩れた巨体目掛けて、推進器を吹かせて一気に跳躍。
巨大な頭骨の額に飛び乗り、脚部の回転鋸で切りつけながら
背中へと駆け抜けていく。
ムクロネクロに取り付いていた忌煙会の構成員や
黒王の従者の戦闘員たちを
両肩の銃笏砲で薙ぎ倒しながら驀進する。
撃ち漏らしがこちらへ取りつこうと飛び掛かっても、
シドとエルルカの迎撃がそれを寄せ付けない。
自らの背を走るディオネッタ達を疎んじてか、
ムクロネクロが一層激しく身に纏う蒼炎を燃やす。
巨体の背中が一面の炎に包まれ、行手を阻む。
「この体躯では抜けられんか・・・
シド、エルルカ、跳べ!リュウタイを解除する!!」
二人が離れたのを確認して
人型形態へと戻ったディオネッタだが、
その手には未だ二門の銃笏砲が握られたまま。
立ち昇る蒼炎の隙間に着地するや、装填した砲弾に
最大限の重力魔術をエンチャントし、前方の炎の海に解き放つ。
今回付与したのは、圧縮とは逆方向の斥力場。
炸裂弾の爆圧を何倍にも増大させ、
強烈な爆風で前方広範囲を鎮火する。
ひとまず危険は排除するが忌煙会の侵攻の本丸である
ムクロネクロの背には構成員と黒王の従者達からなる
防衛戦力がひしめいていた。
3人を半包囲し、輪を縮めようと迫る敵陣の後背に乱れが生じる。
「祭りの際とは逆の立場になるのかな、ナイトシェード。
助勢に感謝しよう」
半ば漆黒の不定形と化した金髪長身の美女が、その肢体を
自在に変幻させて構成員達を薙ぎ倒していく。
「取り囲んだつもりだったのかな?
ざんねん!挟み撃ちだよね!!」
並び立つフットンナモもまた、
暗紅色の外套を自在に変形させ、
かまいたちのように周囲の敵を切り刻む。
「イルマーレファミリーと共闘する機会があるとは思わなかった」
「だが、この機を逃す手はねぇな。
こっちも暴れさせてもらおうじゃねぇか!」
「承知した。巻き込まれないように気をつけてくれ」
敵陣の動揺を見逃さず、エルルカ、シド、ディオネッタもまた
切り込んでいく。
赤刃が躍り、飛刀が吹き荒れ、回転鋸が渦を巻く。
3人の振るう剣戟が血風を巻き起こす。
数を恃んで包囲殲滅を図るはずだった構成員達は、
たった5人の敵に挟撃され、瞬く間に殲滅された。
「まぁ、あたし達にかかればざっとこんなもんよね!」
「あの剣聖カレと肩を並べて戦うだけのことはある。
悪くない手際だったよ」
「そっちこそ、随分おっかねぇ暴れっぷりだったじゃねぇか。
敵じゃなくて正直ありがたいぜ」
両者の間に立ち塞がる障害を排除し、
ナイトシェードとイルマーレファミリーのメンバー同士が
邂逅したのもほんの束の間。
「この竜、私たちを振り払おうとしてる・・・潮時だね」
エルルカの言葉に、他の四人も首肯し、一斉に走り出す。
ムクロネクロが身を捩り、背に取り付いた敵を振り払う、
その勢いに乗って燃え盛る市街へと飛び出していく。
「それでは、今日のところはこれで。
・・・つまらない死に方はしないでくれよ」
「そのつもりだ。・・・せいぜい暴れてやるさ」
に邪魔が入らぬよう、
ディオネッタillust/101987321
(リュウタイ) illust/103492112
は周囲の他の敵を惹きつける役回りに徹します。
お付き合いいただきました
シドさんillust/102425321
エルルカさんillust/102023546
非公式イベント
竜が如くillust/103619908
に参戦させていただきます。
共闘させていただきました
イルマーレファミリーより、
ユマさんillust/103660552
フットンナモちゃんillust/102285692
※
「怖くはないのか、私の姿が」
竜の姿をとったディオネッタの白い頭殻は、
アトラを襲った白骨騎竜を彷彿とさせる。
まさしく、今ナイトシェードが対峙している
エオルン・ハーリアがけしかけてきた力そのものだ。
黒王の従者の尖兵として生み出された私が、
今まさにその黒王、欺瞞の悪魔イザンに牙を剥いている。
なんらかの呪詛や洗脳の残滓が、いつその力を
同胞たちへ向かわせるか、私自身でさえ恐ろしいというのに。
「ハッ!今更だぜ、ディオネッタサンよぉ」
ディオネッタの頭髪を手がかりに、首元に騎乗したシドが
周囲に浮かせたナイフが、迫り来る雑兵を次々に打ち払う。
「言っただろ?どんな過去や出自を抱えていようと、
今のアンタは俺たちの仲間だって!!」
「貴方のその新しいツノ。
黒王の従者への復讐に燃やす執念が、
サキノハカを進行させて生えたものなんでしょう?
その狂気は・・・本物だって、信頼できる」
シドの隣で刃を振るうエルルカの言葉には、
同じ病に蝕まれたものだからこその説得力があった。
「露払いは私たちに任せて。
貴方はその怒りを、存分に敵にぶつけて」
「・・・感謝する」
そうとも。ただ与えられた任務として対峙するのではない。
私の戦いには、極めて個人的な動機がある。
私の運命を狂わせた黒王の従者たちを、
必ずこの手で破滅させる。
・・・限界を迎えつつあるこの命が、ここで燃え尽きようとも。
今の私が手に入れた力の本質は、竜としてのこの姿ではない。
魂の奥から果てることなく湧き上がる、怒りそのものだ。
それをそのまま、解放した口腔から迸らせる。
衝撃波と共に解き放たれた竜のブレスが、
対峙する竜の骸を直撃し、体格差さえものともせずに押し返す。
市街地を、周囲のそれとは異質な蒼い炎に包み込む
ムクロネクロを食い止められる力があるとすれば、
同じく竜である私こそが適任だ。
姿勢が崩れた巨体目掛けて、推進器を吹かせて一気に跳躍。
巨大な頭骨の額に飛び乗り、脚部の回転鋸で切りつけながら
背中へと駆け抜けていく。
ムクロネクロに取り付いていた忌煙会の構成員や
黒王の従者の戦闘員たちを
両肩の銃笏砲で薙ぎ倒しながら驀進する。
撃ち漏らしがこちらへ取りつこうと飛び掛かっても、
シドとエルルカの迎撃がそれを寄せ付けない。
自らの背を走るディオネッタ達を疎んじてか、
ムクロネクロが一層激しく身に纏う蒼炎を燃やす。
巨体の背中が一面の炎に包まれ、行手を阻む。
「この体躯では抜けられんか・・・
シド、エルルカ、跳べ!リュウタイを解除する!!」
二人が離れたのを確認して
人型形態へと戻ったディオネッタだが、
その手には未だ二門の銃笏砲が握られたまま。
立ち昇る蒼炎の隙間に着地するや、装填した砲弾に
最大限の重力魔術をエンチャントし、前方の炎の海に解き放つ。
今回付与したのは、圧縮とは逆方向の斥力場。
炸裂弾の爆圧を何倍にも増大させ、
強烈な爆風で前方広範囲を鎮火する。
ひとまず危険は排除するが忌煙会の侵攻の本丸である
ムクロネクロの背には構成員と黒王の従者達からなる
防衛戦力がひしめいていた。
3人を半包囲し、輪を縮めようと迫る敵陣の後背に乱れが生じる。
「祭りの際とは逆の立場になるのかな、ナイトシェード。
助勢に感謝しよう」
半ば漆黒の不定形と化した金髪長身の美女が、その肢体を
自在に変幻させて構成員達を薙ぎ倒していく。
「取り囲んだつもりだったのかな?
ざんねん!挟み撃ちだよね!!」
並び立つフットンナモもまた、
暗紅色の外套を自在に変形させ、
かまいたちのように周囲の敵を切り刻む。
「イルマーレファミリーと共闘する機会があるとは思わなかった」
「だが、この機を逃す手はねぇな。
こっちも暴れさせてもらおうじゃねぇか!」
「承知した。巻き込まれないように気をつけてくれ」
敵陣の動揺を見逃さず、エルルカ、シド、ディオネッタもまた
切り込んでいく。
赤刃が躍り、飛刀が吹き荒れ、回転鋸が渦を巻く。
3人の振るう剣戟が血風を巻き起こす。
数を恃んで包囲殲滅を図るはずだった構成員達は、
たった5人の敵に挟撃され、瞬く間に殲滅された。
「まぁ、あたし達にかかればざっとこんなもんよね!」
「あの剣聖カレと肩を並べて戦うだけのことはある。
悪くない手際だったよ」
「そっちこそ、随分おっかねぇ暴れっぷりだったじゃねぇか。
敵じゃなくて正直ありがたいぜ」
両者の間に立ち塞がる障害を排除し、
ナイトシェードとイルマーレファミリーのメンバー同士が
邂逅したのもほんの束の間。
「この竜、私たちを振り払おうとしてる・・・潮時だね」
エルルカの言葉に、他の四人も首肯し、一斉に走り出す。
ムクロネクロが身を捩り、背に取り付いた敵を振り払う、
その勢いに乗って燃え盛る市街へと飛び出していく。
「それでは、今日のところはこれで。
・・・つまらない死に方はしないでくれよ」
「そのつもりだ。・・・せいぜい暴れてやるさ」
pixivファンタジアSOZ
pikushibufanntajiaseputa-obuzerarudexia
ヴァラシン組
barashinngumi
強襲機関ナイトシェード
竜が如く
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イルマーレファミリー
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2022-12-17 13:32
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