【PFSOZ】薬と毒と【欺瞞の悪魔】

如何なる薬も、使い方次第で毒になる。薬種もまた、薬の材料になると同時に、毒の材料にもなる得る。

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王都の異変はすぐさまトリリアに、そしてハネキ屋にも届いた。
シロク「ルケル、大急ぎで王都に薬種を届ける準備を！」
輸送の手配をしつつ、その身で運べるものだけでも先にと身支度を進めるシロク。
ルケル「あの、シロクさん！」
シロク「ああ、わかってる」
王都にはシロクを助けた貴族の家があり、またルケルの元使用人仲間も大勢居るのだ。アトラの一件から、大きな危険が伴うことは疑いようがなく、身を守る術を備えておくことも必要だろう。しかしそれ以上に、相手を討つことが重要な場面に遭遇するのではないかという考えがよぎる。

シロクは薬種の保管庫の奥底、鍵をかけた箱に厳重にしまい込まれた道具を取り出すのだった。

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シロクは薬の材料を届けるため王都に向かいました。色々な交通手段【illust/102212312】【illust/103675762】を使って、そう遅くない頃合いには着くと思います。１P目の道具は状況に応じて配ったりもしているようです。
自キャラのシロク：illust/103150004