【仁本物語弐】奥瀧 和実【第四世代】
こちら【illust/52333018】の企画に引き続きお邪魔致します。宜しくお願いします
奥瀧 和実(おくたき なごみ)/樋尾 和実(ひお なごみ)
17歳前後(見た目)/女性/162㎝/寺子屋の先生兼商家雇われ経理
種族:半妖(人間・花鬼・雀・亀姫・天狗)
一人称:私 二人称:貴方、~殿
「母様、本当に…父様を見習ってきちんとして下さい」
「これは実験です。この狢に櫛をかけたらどれだけ体積が増えるかの実験なんです
決して柔らかい毛を堪能しようなどとは思ってませんから」
◇奔放でマイペースな母と聡明な父の間に生まれる
家族大好きっ子で、あまり負の感情は持ち合わせない。花に力は無い。
花鬼の血筋はそのままで愛情深い。小さい頃は良く家族に抱きつく甘えただった。
今は背伸びしたい気持ちと思春期の複雑な思いが相まって面倒な性格になっている。
母へのみ物言いが強いのは、家族への甘えが裏返しになったもので根は素直で実直。
大体しわ寄せが母への態度に来ている。顔に出ないが照れ屋な部分もある
◇大人びた物言いと、父から受け継いだ頭の良さ、父や母の名に恥じない為に勉学に励む努力家で
表での評判は良い方。大体ポーカーフェイスのおかげ
実態を知る子供達には残念な目を向けられている。解せぬ
まだまだ未熟なので父の顔に泥は塗りたくないと仕事先では樋尾姓を名乗っているが
何れ自分の名で算学の書を出せた暁には父方の姓を名乗りたいと思っている
口には出さないが、母の名のためにも書を作りたいという思いも
恋愛等に関しては自分が、などとは一欠片も思っていない上に母が母なので年頃の少女然としたものとは無縁。
小動物好きだが周囲には子供っぽいと思われるのを隠すため色々誤魔化している。
「恋愛など未熟な私には縁遠いお話です。曲がりなりにもお相手様に失礼ですよ。
私は勉学に励んでいて、良いのです。それ以外はきっと、向いてない」
大事な家族*
尊敬する父 奥瀧 天莽さん【illust/53826987】(父様)
「父様、こちらの書物なのですが私めには難解でどうがご教授下さいませんか」
「父様のようには、聡明で慕われるのには…なかなかほど遠いです」
母 樋尾 里衣【illust/53947562】(母様)
「母様は、なんで父様の言う事聞かないんですか。奇行も程々になさいませ」
姉 奥瀧 芽実さん 【illust/54991712】(姉様/お姉ちゃん)
「私も、姉様の様な、分かりやすい教本を書くのが夢なのです」
「お姉ちゃ...(ごほん)、姉様、行き先ぐらい告げてお出かけ下さい。し、心配していたとかでは無いですからね。
え…? 違...子供では無いので拗ねてもないです! ああもう...お茶でもいれましょう...お帰りなさいませ。」
栄養? そんなものは頭に行った。まだ発展途上と思いたい
*素敵なご縁を頂けました(1/31)*
玉織さん【illust/54990928】
家族恋しさに泊まるのを渋った自分が馬鹿だったと唇を噛む。ここはどこだ。
薄暗くなり始めた当たりを見ながら、姉も、この様な心細さを感じる事があるのだろうかと
禄に家に顔を出さない放蕩家の彼女を思う
(お姉ちゃんは、いっつも…)
姉の所行を思い出していると、無性に意地でも帰ってやろうという思いがふつふつと湧いてきたので
やはり姉の力は偉大だと噛みしめる。言わないけど
「ええ、と歩いた時間と私の歩幅とでこれぐらいの距離で、太陽が――」
頭の中で数式を組み立てながら今居る場所と行くべき方向を概算していると
がさり、と後ろの茂みで音がする
――ああ良かった、人が居た、と人当たりの良さそうな笑みを浮かべたのは綺麗な顔立ちの方で...
村に着くまで男性とは気付かなかったのは、内緒です
「玉織殿、今日も私の勉学へのお付き合い感謝しております。こちらつまらないものですが、巷で人気の菓子で…え?
可愛い熊さん…? あああ違います包み間違えました、それ自宅用です、いや私の趣味とかじゃ!なくてですね!」
「貴方を見ていると、私は熟々自分の事しか考えられて居ないのだと思い知らされます。
貴方の様に視野が広くなりたいですね。居るだけで周囲を安心させられるのは、希有な事ですよ」
母様の嘘つき。家族以外に大事な人が出来るのはとても良い事と仰っていたではないですか。
大事な人の隣は暖かくて心地よくて唯一無二のものだと
なのに、憧れる彼の横はこんなに苦しい
彼の隣に居ると心臓が激しく鳴るし汗だって凄い。顔も熱くなる
私が彼の扱う薬草の匂いに当てられて居るのではと思案も巡らせるものの
彼を見ただけでこの症状とは。私は一体何の病気なのでしょうか。
ああ、でも彼に会えない事を考えると酷く胸が痛むのです
この解はどこに有るのでしょうか
「私が、貴方の傍に居て貴方の事を思うことだけ赦して下さい。貴方の大事なことを優先して下さい。
私には、私の血筋はそれしか出来ない。無力でごめんなさい」
玉織殿、旦那様、私が咲かせる事が出来るのは
貴方の好きとは正反対の白い無力な花だけなのだけれど
貴方を思って咲くのは、この花だけなのです
私の精一杯は全然貴方がくれたものとは見合わないけれど
思いが溢れたこの花が何時か貴方を祝福出来ますように
ずっと思って止みません、永久に
◆その他の関係に関しても募集しておりますのでお気軽にお声かけください
◇できれば次世代も何らかの形で樋尾姓を名乗らせて頂ければ嬉しいです
御縁がありますように
◇素敵なフリー素材たくさんお借りしてます
奥瀧 和実(おくたき なごみ)/樋尾 和実(ひお なごみ)
17歳前後(見た目)/女性/162㎝/寺子屋の先生兼商家雇われ経理
種族:半妖(人間・花鬼・雀・亀姫・天狗)
一人称:私 二人称:貴方、~殿
「母様、本当に…父様を見習ってきちんとして下さい」
「これは実験です。この狢に櫛をかけたらどれだけ体積が増えるかの実験なんです
決して柔らかい毛を堪能しようなどとは思ってませんから」
◇奔放でマイペースな母と聡明な父の間に生まれる
家族大好きっ子で、あまり負の感情は持ち合わせない。花に力は無い。
花鬼の血筋はそのままで愛情深い。小さい頃は良く家族に抱きつく甘えただった。
今は背伸びしたい気持ちと思春期の複雑な思いが相まって面倒な性格になっている。
母へのみ物言いが強いのは、家族への甘えが裏返しになったもので根は素直で実直。
大体しわ寄せが母への態度に来ている。顔に出ないが照れ屋な部分もある
◇大人びた物言いと、父から受け継いだ頭の良さ、父や母の名に恥じない為に勉学に励む努力家で
表での評判は良い方。大体ポーカーフェイスのおかげ
実態を知る子供達には残念な目を向けられている。解せぬ
まだまだ未熟なので父の顔に泥は塗りたくないと仕事先では樋尾姓を名乗っているが
何れ自分の名で算学の書を出せた暁には父方の姓を名乗りたいと思っている
口には出さないが、母の名のためにも書を作りたいという思いも
恋愛等に関しては自分が、などとは一欠片も思っていない上に母が母なので年頃の少女然としたものとは無縁。
小動物好きだが周囲には子供っぽいと思われるのを隠すため色々誤魔化している。
「恋愛など未熟な私には縁遠いお話です。曲がりなりにもお相手様に失礼ですよ。
私は勉学に励んでいて、良いのです。それ以外はきっと、向いてない」
大事な家族*
尊敬する父 奥瀧 天莽さん【illust/53826987】(父様)
「父様、こちらの書物なのですが私めには難解でどうがご教授下さいませんか」
「父様のようには、聡明で慕われるのには…なかなかほど遠いです」
母 樋尾 里衣【illust/53947562】(母様)
「母様は、なんで父様の言う事聞かないんですか。奇行も程々になさいませ」
姉 奥瀧 芽実さん 【illust/54991712】(姉様/お姉ちゃん)
「私も、姉様の様な、分かりやすい教本を書くのが夢なのです」
「お姉ちゃ...(ごほん)、姉様、行き先ぐらい告げてお出かけ下さい。し、心配していたとかでは無いですからね。
え…? 違...子供では無いので拗ねてもないです! ああもう...お茶でもいれましょう...お帰りなさいませ。」
栄養? そんなものは頭に行った。まだ発展途上と思いたい
*素敵なご縁を頂けました(1/31)*
玉織さん【illust/54990928】
家族恋しさに泊まるのを渋った自分が馬鹿だったと唇を噛む。ここはどこだ。
薄暗くなり始めた当たりを見ながら、姉も、この様な心細さを感じる事があるのだろうかと
禄に家に顔を出さない放蕩家の彼女を思う
(お姉ちゃんは、いっつも…)
姉の所行を思い出していると、無性に意地でも帰ってやろうという思いがふつふつと湧いてきたので
やはり姉の力は偉大だと噛みしめる。言わないけど
「ええ、と歩いた時間と私の歩幅とでこれぐらいの距離で、太陽が――」
頭の中で数式を組み立てながら今居る場所と行くべき方向を概算していると
がさり、と後ろの茂みで音がする
――ああ良かった、人が居た、と人当たりの良さそうな笑みを浮かべたのは綺麗な顔立ちの方で...
村に着くまで男性とは気付かなかったのは、内緒です
「玉織殿、今日も私の勉学へのお付き合い感謝しております。こちらつまらないものですが、巷で人気の菓子で…え?
可愛い熊さん…? あああ違います包み間違えました、それ自宅用です、いや私の趣味とかじゃ!なくてですね!」
「貴方を見ていると、私は熟々自分の事しか考えられて居ないのだと思い知らされます。
貴方の様に視野が広くなりたいですね。居るだけで周囲を安心させられるのは、希有な事ですよ」
母様の嘘つき。家族以外に大事な人が出来るのはとても良い事と仰っていたではないですか。
大事な人の隣は暖かくて心地よくて唯一無二のものだと
なのに、憧れる彼の横はこんなに苦しい
彼の隣に居ると心臓が激しく鳴るし汗だって凄い。顔も熱くなる
私が彼の扱う薬草の匂いに当てられて居るのではと思案も巡らせるものの
彼を見ただけでこの症状とは。私は一体何の病気なのでしょうか。
ああ、でも彼に会えない事を考えると酷く胸が痛むのです
この解はどこに有るのでしょうか
「私が、貴方の傍に居て貴方の事を思うことだけ赦して下さい。貴方の大事なことを優先して下さい。
私には、私の血筋はそれしか出来ない。無力でごめんなさい」
玉織殿、旦那様、私が咲かせる事が出来るのは
貴方の好きとは正反対の白い無力な花だけなのだけれど
貴方を思って咲くのは、この花だけなのです
私の精一杯は全然貴方がくれたものとは見合わないけれど
思いが溢れたこの花が何時か貴方を祝福出来ますように
ずっと思って止みません、永久に
◆その他の関係に関しても募集しておりますのでお気軽にお声かけください
◇できれば次世代も何らかの形で樋尾姓を名乗らせて頂ければ嬉しいです
御縁がありますように
◇素敵なフリー素材たくさんお借りしてます
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2016-01-19 23:58
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