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【三日月】
針葉樹の枝の上で思わぬ人物に出会った。
「やあ、聞きなれない声だね。よその兵団の人かな」
「こんな所で何をやってるんだ」
「私?仲間とはぐれたから夜明けを待っているんだ。……月明かりがあれば、少しくらい励みになるんだけど」
生憎雲が厚くて真っ暗だね、と笑う声がする。これをやる、と羽根を渡せば、あっという間に雲が晴れて三日月が現れた。不思議そうなイルゼ・ラングナーに心からの敬礼を残して、リヴァイはその場を去った。
絵:泪飴(https://twitter.com/tearscandy / user/9495313)
文:あめ(https://twitter.com/el_ame / user/2004967)
針葉樹の枝の上で思わぬ人物に出会った。
「やあ、聞きなれない声だね。よその兵団の人かな」
「こんな所で何をやってるんだ」
「私?仲間とはぐれたから夜明けを待っているんだ。……月明かりがあれば、少しくらい励みになるんだけど」
生憎雲が厚くて真っ暗だね、と笑う声がする。これをやる、と羽根を渡せば、あっという間に雲が晴れて三日月が現れた。不思議そうなイルゼ・ラングナーに心からの敬礼を残して、リヴァイはその場を去った。
絵:泪飴(https://twitter.com/tearscandy / user/9495313)
文:あめ(https://twitter.com/el_ame / user/2004967)
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2019-12-20 00:00
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