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【エピローグ】

すべての羽根を配り終え、エルヴィンの元へ戻るときにはリヴァイの背中には片翼しか残っていなかった。
「おかえり。ずいぶん頑張って贈り物を届けたようだな」
「ああ、皆喜んでくれた……と思う。けど、片翼になっちまった。これじゃ飛べやしない」
悲しげに言うリヴァイに、エルヴィンが頬を緩める。
「大丈夫。私からの贈り物をやろう」
エルヴィンの手には羽根が一枚。受け取ると、リヴァイの翼が元に戻り、自由の翼へと変化した。リヴァイはエルヴィンとの誓いを果たす為、その翼で今日も空を舞う。

絵：泪飴（https://twitter.com/tearscandy / user/9495313）
文：あめ（https://twitter.com/el_ame / user/2004967）