LiteXiv
きのゆきこまち
短歌な人
All works
Illustrations
Manga
Bookmarks
Works (38)
短歌
tannka
オリジナル
original
sublateanka
箱庭歌集
短歌研究新人賞応募作
漫画
manga
#sublateanka
#箱庭歌集
二次創作短歌
nijisousakutannka
貴族探偵
kizokutanntei
春の雨厭い居留守をつかう間に桜いらして残すはなびら
きのゆきこまち
あまひがさかねたかさしかないきみにむくいるようにはれまあめさす
きのゆきこまち
カステラの下のザラメはラメぽくてスワロフスキーよりか きらきら
きのゆきこまち
君と寝たシーツも お姫さまだっこして 干しに行く また夜、会おう
きのゆきこまち
しどけなく溶け ゆきだるま かまくらを枕に甘え いいね 熱いね
きのゆきこまち
君らしくないアイシャドー元彼の影hisshadow散らつかせんな
きのゆきこまち
愛だけじゃたどりつけない遠くまで奏らず届く鳴らせFor-tune
きのゆきこまち
何回も聞いたレコード溝みたくコーヒー渦にミルクぼやける
きのゆきこまち
雪駄っていうだけあってこの雪の中をこのまま行っちゃ駄目だよ?
きのゆきこまち
水たまり たまりたまれば海だトビウオ海を飛び石としたまえ
きのゆきこまち
空高く飛べなくたって地図の上 カメムシ高さ無視し這いずる
きのゆきこまち
縦書きの一行だけが並んでて卒塔婆だ ここは短歌の墓場
きのゆきこまち
2
旅される街のしおり 794 組 2017番 名前〔 平安 京 〕
きのゆきこまち
5
too TOKYO to KYOTO 東京すぎて京都ついちゃう
きのゆきこまち
沈黙の点点点を山折れば 迷い谷折り 頼る手もある
きのゆきこまち
あとひとつ7が欲しくて! 下の句はエモみスロット! 博打 7 7
きのゆきこまち
さみしさを狼煙のように伝えてく今日もどこかで吸われる煙草
きのゆきこまち
消すことができるロウソクひとつずつ増やしつづけた日ね おめでとう
きのゆきこまち
細胞のような油滴の浮く 命 生まれ栄えよラーメンスープ
きのゆきこまち
黒板の矢印 君が一本の線を加えて相合傘に
きのゆきこまち
QRコードの向きは決められて向き決まる「必」決まらない「※」
きのゆきこまち
筆記体 tの微分は犬 白い解答用紙かけまわる冬
きのゆきこまち
キスをするきっかけ ポッキーゲームする 君の唇あけるポッキー
きのゆきこまち
明白とちょっとちがった明日がきて明後日のほうすすむ明後日
きのゆきこまち
魂に鬼の字しのばせて 僕ら魑魅魍魎の八百万鬼
きのゆきこまち
フロア敷くタイル マス目に名をつけてアルタイル・ベガ風呂が夜空だ
きのゆきこまち
明白のなかに明日が隠れててほんのちょっとでわからない明日
きのゆきこまち
彼岸花みたいな君の髪 風に泳ぐ 光の飛沫 残して
きのゆきこまち
やうやうと白くなりゆくやまぎはのない九十九里浜のあけぼの
きのゆきこまち
そう、わたしこそが犯人です。これはアバンチュールのお誘いでした。
きのゆきこまち
「ご破算になりまして」って算盤の珠ごとぜんぶデフォルトになれ
きのゆきこまち
カラフルになったとはいえ疑いもないままみんな背負うランドセル
きのゆきこまち
96を96%ほど%ぽく見せる老眼
きのゆきこまち
夕焼けをくろまとぐらふ雲 返り見すれば淡く月のぷりずむ
きのゆきこまち
紙の上 バイクみたいに走れ! ペン! 部分分数展開 ブブン!
きのゆきこまち
嘘だよと言い去る君の声 脳に冷たく響く チョコミントヴォイス
きのゆきこまち
なのもじになみだながれてなみなみとなみなみならないなみだながれて
きのゆきこまち
梅雨明けたビーチパラソル 陰の内 汗だくな君だけはまだ、梅雨
きのゆきこまち